2009年に政権を取った民主党で権力を握っていた小沢一郎は民主党政権の永続化のために2010年の参議院選挙での大勝を狙っていました。

そのために国会ではバラマキ法案強行採決10連発などを実行させました。

しかしながら突然ルーピーが辞任してしまい、次に総理になったチャンスをピンチにする男、菅直人でした。

菅直人の「増税で景気回復!」は、有権者を騙すどころか、マスゴミの全面的な擁護という障壁を内側から消滅させ有権者にドン引きされて民主党は支持を急速に失ってまさかの参議院選挙惨敗となりました。

これによって2010の参議院選挙以降は民主党と反日野党による多数派形成が不可能になり、民主党が選挙を乗り切ったら通そうとしていた外国人参政権や人権擁護法案などを国会を通せなくなりました。

まともに仕事をしたことが無い人達の集団であった民主党政権は与党のデタラメな予算案などを参議院でも強行採決して押し切るということができなくなってしまった事はもっと大きな影響を与えました。

これ以降、特に野田佳彦に至っては国会に予算案をすぐに出さないようにして、出すにあたって自民に対して無条件賛成するのなら予算案を出すなどという条件を付けて与党側が実質的に審議拒否をすることで日程闘争を行うような状態になりました。

この戦術を助言したのが輿石東だったりします。

「予算が成立しなければ地方に予算が下りず悪影響が出る、出たら自民のせいだと言えばいい」

というような理由でした。

参議院で大敗するというのは実は衆院選で一回負けるとかよりもよほど影響が大きかったりするのです。

ところが岸破政権はアホの集まりなので目先の権力しか考えられず、最悪の状況を作り出しかねないところまで来ているのです。

なぜ参議院選挙が重要なのか、なぜ野党が内閣不信任案を今回だけは出さなかったのか。