もし反日野党連立政権を作らせないという事を重視するのであれば自民は昨年の総選挙に負けた時点で総裁を変えて今度の参議院選挙に向けて衆参同日選挙を行うように進めるべきでした。
ですが岸田文雄とかいうのは目先の権力のためなら一手先すら考えられない頭の悪い人なので岸田文雄と岸田派による天下を維持するために石破と森山の居座りを容認し居座り続けさせてきました。
昨年の総裁選挙では岸田派と菅義偉派は石破という中身からっぽの神輿を使って権力を握るために党内の議員達を騙してまで石破に投票させる事をやりました。
ですので総裁選を行えば岸田派vs反岸田連合として党内がまとまってしまい、岸田文雄はせっかく党を破壊してまで手に入れた権力を失う事はほぼ確実です。
こうした事情から岸田派はなんとしても石破政権を維持したい構えを採っているのでしょう。
そしてずるずると状況を悪化させ続けても相変わらず清和会あたりに全責任を押しつけて現実逃避続行中。
なぜ昨年の衆院選に大敗したのか、なぜ岸破政権の支持がずっと低いままなのかきちんと分析して検挙に事実を受け止めていたら、今のような状況になることはなかったでしょう。
おっと、脱線しましたね。
とにかく、石破内閣という弱い内閣の間に参議院選挙で勝ってねじれが作れれば、衆議院ではすでに少数与党になっているのでいつでも政権後退が可能となります。
万が一解散総選挙に打って出られて負けても参議院がねじれているのでずっとリーチ状態が続くのです。
これまでは衆議院で野党連合による政権後退を行っても参議院で野党が過半数を握っていないため政権を獲ったところで政権が続かない事から野党連合による政権後退の動きがあまり出ていませんでした。
だからこそ野田佳彦や他の野党は毎度の国会で出していた内閣不信任案を出さずに見送ったのです。
参議院のねじれの効果を説明する上では2010年の参議院選挙にも触れておく必要があります。