CRM選定で外せない6つのポイント

機能と使いやすさ

ビジネスに必要な機能を過不足なく備え、かつ使いやすいインターフェースを持つCRMを選ぶことが重要です。トライアルを実施するとともに、以下のポイントを確認しましょう。

確認すべきポイント

  • 必要な機能が揃っているか(顧客情報管理、活動履歴、商談管理など)
  • インターフェースは直感的で使いやすいか
  • モバイル対応しているか(外出先での入力・閲覧が可能か)
  • カスタマイズの自由度はどの程度か
  • 導入教育の負担はどれくらいか

連携性と拡張性

CRMは単独で機能するものではなく、既存システムとの連携や将来の拡張性が成功のカギとなります。以下のポイントを確認しましょう。

連携・拡張性のポイント

  • 既存システム(会計ソフト、メールツールなど)との連携
  • API公開の有無と開発者向けドキュメントの充実度
  • 将来的な事業拡大に対応できるスケーラビリティ
  • サードパーティアプリケーションとの連携エコシステム
  • データのインポート/エクスポートの容易さ

AI活用と将来性

CRMの世界でもAI活用が急速に進んでいます。将来を見据えた選択が重要です。以下のポイントを確認しましょう。

AI機能のポイント

  • AI機能の有無と活用シーン(商談予測、顧客分析、自動レコメンドなど)
  • 自然言語処理による検索や分析機能の充実度
  • 将来的なAIアップデートへの対応計画
  • データ分析機能の拡張性
  • 業界動向を踏まえた製品ロードマップの公開

サポート体制

導入後のサポート体制は、CRMの定着・活用に大きく影響します。以下のポイントを確認しましょう。

サポート体制のポイント

  • 日本語サポートの有無と対応時間
  • 導入時のコンサルティングサービス
  • トレーニングプログラムやマニュアルの充実度
  • コミュニティフォーラムやナレッジベースの存在
  • 定期的なアップデートとロードマップの公開

セキュリティと信頼性

顧客情報を扱うCRMでは、セキュリティと安定性は妥協できない要素です。以下のポイントを確認しましょう。

セキュリティのポイント

  • データセンターの所在地と法令遵守状況
  • バックアップと災害復旧の体制
  • セキュリティ認証(ISO27001、SOC2など)の取得状況
  • データ暗号化の仕組み
  • サービスレベル契約(SLA)の内容

業界・業種適合性

業種によって顧客管理の方法は大きく異なります。自社の業務フローに適したCRMを選ぶことが重要です。以下のポイントを確認しましょう。

業界適合性のポイント

  • 自社の業種に特化した機能やテンプレートの有無
  • 同業他社での導入実績とケーススタディ
  • 業界特有の規制やコンプライアンス対応
  • 業界標準のプロセスやワークフローへの対応
  • 業界特有の用語や分類への対応