一方で百田氏側は、飯山氏の発言が「虚偽にあたる」として、すでに提訴しています。訴訟の理由は、飯山氏が雑誌やYouTubeで「日本保守党はLGBT法に取り組んでいない」「百田氏にはゴーストライターがいる」などと発言したことに対し、名誉毀損にあたると主張したためです。

これに対して飯山氏の関係者は、「言論弾圧だ」と批判しています。飯山氏は元・日本保守党の公認候補でしたが、選挙後に党幹部との対立が表面化していました。

また、雑誌『WiLL』には藤岡信勝氏や飯山陽氏など、党内の保守系論客による批判記事が掲載され、百田・有本体制に対する不信感が党内からも表に出てきました。これまで保守寄りとされてきた同誌からも批判されるようになったことは、党の現状を象徴しています。

動画全体を通して、日本保守党はこれまで掲げてきた保守の理念が、内部の私情や対立によって揺らいでおり、組織としての信頼や統制が崩れつつあるのでしょうか。

百田氏と河村氏 日本保守党Xより