1 社長はいままでの重荷から解放される
金はもらうものと思ってる人には理解できないのですが経営者は大変です。ハイリスクハイリターン。会社の借金は社長が保証人になるので倒産したら自分も個人破産です。お金が足りないときは銀行にお願いして借りて、働かない問題社員もいるしでマジで大変なんです・・・。田中さんの扱った中には売却して自由になって余生を世界旅行を楽しむことに使っている人もいらっしゃるとか。事業売却では会社の借金ごと買ってくれるので社長や株主は解放されて自由になります。また、会社はそこそこ回ってもこれ以上は伸びないと思うケースでは、新しい起業にチャレンジする人もいるそうです。
2 社員の生活は安定して賃金も上がる
企業規模が大きくなるので社員も生活が安定します。多くの場合は賃金も上がります。会社自体も経営が変わると大きく伸びることも多い。「仕事が減ってしまって社員に十分な給料が払えない」ような場合ならもっと大きな企業では仕事はたくさんあるが人が足りないみたいなケースが多いので、社員にとってもいいわけです。
そんなわけで
仕事が減ってしまい将来が見通せない 跡継ぎがいない。社員の中にも経営ができそうなのが見当たらない 借り入れが嵩んでいるが返済できるか不安 経営に疲れた、飽きた。有能な経営者に引き継ぎたい 社員をもっと好待遇な環境にしたい
みたいな方は、事業売却、事業継承という方向性も本当にいいですよと経験者の私が語っているわけです。
いまどんな会社が売却しやすいか私的にはIT系は実はよほどたくさんの顧客を持っているか、独自サービスが確立されているかでないと売却しづらいと思います。というのは社員の流動性が高いため、人材が目的で買収されても待遇が気にいらなければすぐに転職してしまうからですね。
で、前出の田中さんに「いまどんな企業が売りやすいか」と率直に聞いてみました。
製造業 電気工事 工務店などの建設業
だそうです。仕事はあるのに人がいないので困っている中堅がたくさんあり、買い手を探すのはそれほど難しくないそうです。具体的にはこうした会社の売買が成立しています。実例はここ