いつもなら沢に入ってすぐの大場所で尺近いいい魚が釣れるのだが、そのポイントはずいぶん埋まってしまい、以前のようには釣れなくなっていた。でも先は長い。一つ一つのポイントを丁寧に探っていく。爆釣とまではいかないが、魚の反応は悪くない。

ずいぶん上流までやってきて、もうすぐ魚止めの滝というところで、この沢でベストと言えるほどのいいポイントが目の前に。ミスキャストでポイントを潰してしまわないように慎重にキャスト。

少し沈めてワンアクションでヒット!「おっ、これはちょっといい型」と重みを感じつつ一気に抜き上げてネットイン。メジャーを当ててみると、尺には少し足りないが28cmとまずまずのサイズ。満足の1匹だ。

長良川水系の渓流ルアー釣りで28cmイワナを筆頭に34匹手中 ゲストに川サバも登場Dコン38でイワナ28cmをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

最終釣果は34匹。尺物は出なかったが、目の前で何度もイワナのヒットシーンを見ることができ、楽しい釣行となった。

釣果につながった要因

今回の釣行で一番活躍したルアーはD-コンパクト38。小さなポイントで細かくトゥイッチングしてイワナを誘い出すことができた。アレキサンドラ43FSも良かった。

長良川水系の渓流ルアー釣りで28cmイワナを筆頭に34匹手中 ゲストに川サバも登場D-コンパクト38で仕留めたイワナ(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

もう一つ大事なのは、頻繁にフックポイントが鈍っていないか確認し、必要に応じてシャープナーで研いだり、フックを交換したりすること。その一手間を惜しむと、せっかく食ってきたのに掛からなかったり、ばれてしまったりして後悔することになる。

釣りに出かけるときは、シャープナーと交換用フックの携帯が必須だ。ちなみに今回私が使用していたフックは、スピアヘッドリュウキトレブルフックの14番と12番。

車に戻ってきて確認すると、1万歩以上歩いていた。もうへとへとだ。車の近くで、まだなんとか収穫できる大きさのタラの芽を見つけ、数個を採取して帰宅。天ぷらにして春を味わうことができた。これからが渓流ルアーのベストシーズン。美しい渓魚に会いに行こう。

長良川水系の渓流ルアー釣りで28cmイワナを筆頭に34匹手中 ゲストに川サバも登場アレキサンドラ43FSでキャッチしたイワナ(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)