目指すは堅実で持続可能な成長
「目立った成果を追求するのではなく、目指すのは堅実で持続可能な成長です。ATMに関していえば、単に設置台数を伸ばすというわけではなく、お客様のニーズがあるところを見極めて設置していきます。現在提供しているサービスの活用を促進をしながら、最新のテクノロジーも積極的に活用して新しいサービスを生み出したいと考えています」
以前は40代の働き盛りの男性のATM利用が中心だったが、現在では10代から60代まで幅広い年齢層に利用されているというデータが、最近の調査で明らかになっているという。今では年金支給日に高齢者の方々が年金を引き出す用途で活用する光景も珍しくはない。
セブン銀行のATMが幅広い利用者を獲得できた理由のひとつは、従来のATMの枠組みを超えた革新的なサービスの提供にあった。今後、テクノロジーの進化とユーザーニーズの変化に応じて、セブン銀行のATMがどのように発展していくのか注目される。
(取材・文=福永太郎)