そしてすくったエビを見てビックリ、今年のクルマエビはこれまでにないほど大きいのである。ものによってはいつものサイズの3倍ほど、20cmは超えていようかというサイズに興奮。時間いっぱいまでエビをすくい続けた。

「2025年は大型エビが狙える!」浜名湖『えびすき漁体験』でクルマエビ100匹をゲット!下が例年のサイズで上が今回一番の大物(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

並行して泳がせ釣りも

筆者はエビの合間に泳がせ釣りも楽しんだのだが今年は苦戦した。例年であれば釣堀の様に無数に見えるスズキの魚影が一切見えず小魚ばかり。たまに見られるデカい魚はダイナンウミヘビ……といった感じで魚の気配はあまり感じられなかった。

餌にした小魚が逃げる気配すらないのである。最初は手持ちで誘っていたがその分エビを見逃すことになるので勿体ないことこの上ない。船頭さんに「置き竿で掛かるかもしれないよ。ときどきタックルを引きずり込むような大物が掛かるから、落とさないように縛っておいてね」と言われたのを機に置き竿にしておいた。

「2025年は大型エビが狙える!」浜名湖『えびすき漁体験』でクルマエビ100匹をゲット!船に合ったロープでリール部分を結わえておく(提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)

置き竿に30cm級セイゴ

30分程夢中でエビをすくい続け、ふと竿を見ると生命感がある。特段大きな引きでは無かったが、上げたら30cmそこそこのセイゴが掛かっていた。餌にした背掛けのサッパが見事に飲み込まれていた。

この後も置き竿は続けたが最後までアタリなし。他にもヒイラギやエビなどを試したが喰われることすらなかった。下船後に聞いたのだが実は特エサはイワシ。暴れるのが良いとの事で来年は是非試してみたい。

泳がせ釣りのタックル・仕掛け

泳がせ釣りと言ってもターゲットはスズキで、大きくても3kg程度の魚なので大げさなタックルは必要ない。筆者は4番電動ジギングロッドにシマノ300番ベイトリール、1.2号ラインに40lbリーダーというアンバランスなタックル構成だったが何の問題も無かった。