5月末日に、浜名湖の『えびすき漁』に今年も挑戦してきた。我が家では毎年の恒例行事となっているが、毎回絶対に楽しいアクティビティである。大きなエビが多く、今年も『掬(すく)って楽しい、食べて美味しい』えびすき漁を堪能できたので、その様子をレポートする。
●静岡県のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・黒犬ちこり)
2025年の『えびすき漁』
浜名湖の今切口で行われる『えびすき漁』。流れてくるエビやカニを網ですくうだけでなく、ルアーや泳がせ釣りで巨大スズキも狙えるこのアクティビティは年々その面白さが知られてきており、週末の予約は瞬く間に埋まってしまうほど。
今年も大人気となっているが、当日船頭さんに伺ったところでは「今年はエビの数が少なくて3桁に行かない日も多い」と少し不調らしい。

海況とくじ引きの結果は?
しかもこの日は南風が収まらず、水面がバシャバシャと波立っていた。そのため、エビが水面の少し下に潜ってしまい、すくうのが難しくなるという。
さらに追い打ちをかけるように、ポイント選びのくじ引きは一番最後。端っこのハズレポイントになってしまい「今日はちょっと厳しいかもしれないね」と暗雲漂う出船となってしまった。

クルマエビが続々!
しかし、そんな不安は杞憂だった。ポイントに船を係留し水面を覗くともうクルマエビが流れてきているのである。ハズレポイントなのも水面が荒れているのも関係なかった。
すぐさま網を構えてすくい上げていく。20分おき位にパタパタっと固まって流れてくるので「あれエビ!」「そっち行った!」などとお互いに声を掛け合いながらクルマエビをすくっていく。万が一見逃してしまっても船頭さんが拾ってくれるので安心である。