注目したいのは3位のオビエドだ。ベリコ・パウノビッチ新監督の下、シーズン後半には大きな進化を遂げてリーグ戦直近10試合で7勝3分けという安定した成績を収めている。6月11日のプレーオフ第2戦ではアルメリア相手に1対1のドローだったが、2戦合計3対2で決勝進出を決めており、1部昇格に向けて視界は良好だ。この勢いのままプレーオフを制し、残りの昇格枠を手にすることができるか注目したい。

セリエA 写真:Getty Images

セリエA(イタリア)

イタリア1部のセリエAには、2部のセリエBで優勝したサッスオーロ・カルチョと2位のピサ、昇格プレーオフを制したクレモネーゼが昇格を決めている。

注目は、34年ぶりに1部復帰を果たしたピサだ。元イタリア代表でもあるフィリッポ・インザーギ監督の下、総得点64、総失点36と攻守においてバランスの取れたサッカーで勝点を積み重ねてきた。昇格後、当面の目標は残留となるだろうが、夏の補強次第ではトップカテゴリーでも十分戦える力を見せてくれるかもしれない。

なお、セリエAはすでに2025/26シーズンの日程が発表されており、開幕は8月24日。サッスオーロはホームでナポリと、ピサはアウェイでアタランタと、クレモネーゼはアウェイでミランとそれぞれ対戦する。


ブンデスリーガ 写真:Getty Images

ブンデスリーガ(ドイツ)

ドイツ1部のブンデスリーガには、2部の2. ブンデスリーガで優勝したケルンと、2位のハンブルガーSVが昇格した。昇格プレーオフの決勝では、3位のSVエルフェアスベルクが1部で16位だったハイデンハイムに挑んだが、2戦合計4対3でハイデンハイムが勝利した。この結果、2部からの昇格は2チームで、ケルンは2023/24シーズン以来1年での1部復帰、ハンブルガーは初の2部降格から8シーズンぶりの復帰となった。