リーグ・アン(左)プレミアリーグ(中)ラ・リーガ(右)写真:Getty Images

2024/25のレギュラーシーズンが終了した欧州の各リーグでは、現在、来季に向けた移籍情報やFIFAクラブワールドカップに関する話題が注目を集めている。一方で、1部リーグへ昇格し新シーズンを迎えるチームにも目を向けたい。

1年で復帰を果たしたチームや久々の昇格を成し遂げたクラブなど、激しい争いを勝ち抜きトップリーグへと進んだ彼らは、2025/26シーズンでどんな戦いを見せてくれるのだろう。ここでは、欧州5大リーグそれぞれ新たに1部へと昇格したクラブを紹介する。


リーグ・アン 写真:Getty Images

リーグ・アン(フランス)

フランス1部のリーグ・アンには、2部のリーグ・ドゥで優勝したロリアンと2位のパリFCが自動昇格した。3位のFCメスは、日本代表FW伊東純也が所属するスタッド・ランスとのプレーオフを制し昇格を決めている。

ロリアンは1年でのリーグ・アン復帰、パリFCはパリ・サンジェルマンの母体となったクラブで46年ぶりの1部昇格である。メスには元日本代表GK川島永嗣(現ジュビロ磐田)が2016年~2018年まで所属していた。

昇格組の中でも注目したいのは、ロリアンのFWイーライ・ジュニア・クルーピだ。18歳という若さで、2024/25シーズンは22得点を記録。リーグ・ドゥの得点王を獲得している。すでにレアル・マドリード(スペイン)やトッテナム・ホットスパー(イングランド)などが関心を寄せているとも報じられており、リーグ・アンでの活躍によってはビッグクラブへのステップアップもあるかもしれない。


ラ・リーガ 写真:Getty Images

ラ・リーガ(スペイン)

スペイン1部のラ・リーガには、2部のセグンダ・ディビシオンを制したレバンテと2位のエルチェが自動昇格。昇格プレーオフでは3位レアル・オビエド、4位ミランデス、5位ラシン・サンタンデール、6位アルメリアが残る1枠を争っており、決勝戦の1stレグが6月15日に、2ndレグが6月21日に行われる。