やばいと思っても、PEラインは簡単には切れないものです。引っ張り合いで負けるとしたら、根に擦れるかノット部分の弱さが原因。そんなシーンも、また面白い釣りのひとつです。
ライトジギングタックル
メーカーによって表記は異なりますが、ライトジギングやSLJタイプのロッドでPEライン1.2~1.5号が使えるもので十分です。MAX1.5号まで対応していれば、ちょうどよく曲がってくれます。最近のロッドは性能が向上しており、廉価版でも十分に使えます。
リールはスピニングであれば#4000番、ベイトであれば#150番程度に1.2号前後のラインを巻けば上々。細いラインは潮切れも良く、軽いジグでもフワフワとした動きが出せます。ジグは80〜100gをメインに使用します。
なお、1号・2号・3号とラインの太さが上がると、2倍、3倍の太さになり、この時期の小型ベイトに合わせたジグを使いにくくなります。ラインは潮を受けてたわみますが、太すぎるとジグも大きく重くなり、マッチ・ザ・ベイトから外れてしまいます。
鉛の比重のような生き物はいませんので、重すぎると魚にニセモノと見抜かれてしまいます。明石海峡の急潮や周囲の深場でなければ、これで十分です。

ハマチの朝ごはん場所を狙う
6時に出航し、7時前に現地到着。さて、どこで群れが回遊しているか、どこを探ろうか……。先日ボイルを見た周辺で魚探にベイト反応が出たため、マイポイントの20〜30mのカケアガリでスタートします。
この場所が良いと感じているのは私だけではなく、ハマチもエサを求めてやってくる「明石食堂」だと考えています。ちょうど朝ごはんの時間帯。100gの濃赤のジグを水深30mに着底させ、ゆっくりとしたジャークとフォールで誘います。