「いきなり顧問契約を結ぶのはちょっと……もっとどのような活動をされているのかを知りたいです」こういわれることはよくあります。「あなたのことはわかった。もっと勉強したいと思うが、顧問契約まではまだ検討できない。時間がほしい」という段階の方によくある意見です。

このとき、CDやDVD、冊子などあなたのノウハウを体系化したものがあれば、その教材を販売することで、営業活動の一環となります。販売することで利益ももちろん出ますので、効率のよい方法であるといえます。

特にコンサルタント契約が次々に決まったとしても、その契約数には自ずと限界があります。1月に一度、たった1時間の訪問だったとしても、20社から30社が限度です。そういう意味でも、「コンサルティング」以外で売上をつくることのできる体制をつくっておくことが重要になります。

コンサルタントなら、必ず体系化をして商品にすること

ふたつ目の営業方法のところで、教材を販売するという方法が出ましたが、これは非常に重要なことです。私もセミナーを収録して販売していますが、この教材があることによって全国の方が購入してくださいますし、またそのCDを聞いたりDVDを見たりした方から「個別的に相談したい」という問い合わせがくることがあります。

このように教材販売をすることによって、実際にコンサルティング業務をしていなくても売上が上がることになりますので、ぜひ制作してください。

ところで、コンサルタントとして活動するのであれば、ぜひやってほしいことがあります。それは、「ノウハウのオリジナリティ化」です。経営ノウハウ、組織運営ノウハウなどさまざまなノウハウがありますが、ぜひあなた自身のノウハウを他社にはないオリジナルなものにしていってほしいのです。オリジナリティが発揮されれば、他のコンサルタントと比べられることも競争もありません。

私自身はビジネスブログに関するものからコンサルタント人生が始まりましたが、他社にはないアナログな手法を絡めた方法だったので、あまり競争することなく顧客を集めることができました。オリジナルにすることは決して簡単なことではありません。しかし、もしあなたがオリジナルの経営手法などを開発すれば、それは一生の宝になりますので、長期にわたっても取り組む価値があるでしょう。

コンサルタントなら、出版を目指そう