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大企業に勤めていても副業が推奨される今、起業に興味を持つ人は増えています。そんな中、常に注目されているのが資格の取得。すでに資格を持っている人はもちろん、資格を取って独立したい人や資格に興味がある人に必読のQ&Aを、経営コンサルタントで士業(特定行政書士)でもある横須賀輝尚氏の著書『資格起業バイブル』から、再構成してお届けします。

セミナー営業が中心となる

Q:コンサルタントとしての顧客を増やしたいのですが、効果的な営業方法はありますか?

士業だけでなく経営コンサルタント業もしていますが、思うようにクライアントが増えません。クライアントをぜひ増やしたいと思うのですが、コンサルタントの顧客を増やすために効果的な営業方法はありますでしょうか?

経営や人事などどのような分野のコンサルタントにしても、ただ待っているだけではクライアントは増えません。コンサルタントのお客様を増やすにも、営業が必要になります。具体的にどのような営業をしていけばよいかというと、主に自分から仕掛ける営業としては、次の2つが効果的です。

(1)セミナー営業

コンサルタントにとって、もっとも効果的なのがセミナー講師をすることです。セミナーであれば、一方的にしかも多人数に対して自分自身の実績や能力を伝えることができますので、効率がよいといえるでしょう。

これまで述べてきたように、依頼されるような活動を行い、また顧客名簿を集めながらメルマガなどの情報発信をして、自主開催セミナーも随時行うとよいでしょう。実際に私がコンサルティングの依頼を受ける場合も、セミナーを受講していただいた方からあることがほとんどです。

また、単にセミナーを実施するだけではなく、セミナー開催後に個別相談の時間などを設けるとよいでしょう。一度セミナーを受講しただけではあなたのことについて十分に理解していただいたとは言い切れませんので、セミナーの特典などとして個別に時間を設定すると顧問契約のプレゼンテーションもできますので、ただセミナーを開催して終わりとすべきではありません。

(2)教材販売