こんにちは、自由主義研究所の藤丸です。
今回は、「初心者のための経済学シリーズ」の第4回目で、「利益とは何か?」です。
ちなみにシリーズの前回の第3回は「お金とは何か?」は以下です。
シリーズものですが、完全に独立しているので今回(第4回目)からでもお読みいただけます。
利益とは何でしょうか?
「利益は、搾取や貪欲のことだ」と非難されるがよくあります。

搾取といえば、この人(カール・マルクス)を思い出す・・・
テレビ番組、本、映画などで「人よりも、利益を優先する」という「悪役」が登場する作品は、非常にたくさんあります。
しかし実際には、利益は「人間同士の協力を促すための強力なメカニズム」であり、 「地球の資源を最大限に活用して人類に役立てる」という役割を果たしています。
なぜでしょうか?
利益は、「良い決断をしたことへの報酬」だと考えてみてください。
利益は、必ずしも金銭的なものだけではありません。
つまり、利益は「3 ドルで製造した商品を 5 ドルで販売する」ということだけではないのです。
数字で測定できないものもあります。
慈善団体にボランティアとして参加することは、自分が情熱を注ぐ活動に役立つのであれば、活動した本人にとって利益となるのです。
利益のメリットは明らかです。
私たちは、自分の行動に失望するよりも、その行動から利益を得たいのです。
では、個人レベルを超えた「利益のメリット」について考えてみましょう。