特にびっくりしたのが、「基礎年金の底上げ」が急に盛り込まれたこと。内容の良し悪し以前に、「なんでこういう大事な話が、ちゃんと議論されずに決まるの?」って思いました。

私たち若者からしたら、こんな“見えない政治”が続く限り、年金制度を信じろっていうほうが無理です。だってサラリーマンなんて、毎月の給料から強制的に保険料を引かれてるんですよ? それなのに、何に使われてるかよくわからないし、将来自分たちがちゃんと受け取れるかも怪しい。

制度を支える側なのに、制度から置いてけぼりにされてる。これって本当にフェアなんでしょうか?

それに、財源の問題も気になります。今の制度を維持するには137兆円もかかるって言われてます。でも、そのお金をどう確保するのかは曖昧なまま。現役世代の負担をさらに増やすのか? 消費税を上げるのか? 他の社会保障を削るのか?

そしてもう一つ、大事なことを言わせてください。この年金制度が、「若者の未来を奪っている」ってことです。

高い保険料を払わされながら、将来の見通しは不透明。自分の人生設計すら立てづらくなっているんです。

結婚、出産、マイホーム…将来に関する大きな決断をしようと思っても、「どうせ年金も当てにならないし」とか「老後が不安だから今は貯めなきゃ」って、挑戦する勇気を削られていく。

これはもう、単なる制度の問題じゃありません。若者が「どう生きていくか」に直接影響を与えてる深刻な問題です。

じゃあ、どうすればいいのか。

若い世代の声がちゃんと政策に反映される仕組みをつくるべきです。

今の政治は、高齢者の組織票や既得権が強すぎて、若者の意見はほとんど通っていません。でも、このままだと、若者の不満は永遠に解消されないと思います。

たとえば、「世代別の審議会」をつくって、世代ごとの意見や利害をオープンにぶつけ合って公的空間に「見える化」して残せるようにするとか。そういう新しい仕組みが必要だと思います。