まずは手法を特化するという方法です。マーケティングや組織、あらゆることに精通するのは生やさしいことではありません。そこで、一部分に特化します。たとえば、ダイレクトメールの出し方、インターネットマーケティングなど、一部分に集中して詳しくなることを目指します。ひとつの手法に特化して詳しくなることは決して難しくありません。
前述のダイレクトメールであれば、ネット販売大手「Amazon」で「ダイレクトメール」と入れて検索すれば関連書籍がずらりと顔を並べます。最新のものから10冊20冊と購入して勉強すれば、人一倍の知識は身につきます。
手法の知識を深めたら、次はできるだけ自分で実践してみます。ダイレクトメールなら、自主開催セミナーの集客などに使って結果を出してみましょう。コンサルタントの場合、「あなたにはどれだけの実績があるのですか?」と聞かれることがあります。その質問に「自分ではやったことありません」と答えても信頼は勝ち取れません。まずは自分自身で実践することが重要です。
私の場合、インターネットマーケティング、特にビジネスブログの活用に特化してコンサルタント活動を始めました。
開業から1年ほど時間が経過した頃ですが、もちろんそのほかのマーケティングなどに精通していたわけではありません。多数あるマーケティング手法の中から、ビジネスブログのみに特化しました。こうすることで、コンサルタントとしてのカラーも強く出ることになり、結果として注目も浴びやすくなります。
このように、手法特化することが効率よくコンサルタントになるための方法のひとつです。
ふたつ目の方法は、「業界特化」です。もしあなたがこれまでのビジネスキャリアの中でかかわりが深い業界があれば、その業界に絞って勉強し、活動することがコンサルタントになるためには効率がよい方法です。
業界によってルールや慣習は違うものです。マーケティングの手法をすべて網羅するのが難しいのと同じく、すべての業界に精通することもまた至難の業です。ですから、たとえば飲食店専門、小売り専門などと業界に絞ってコンサルタント活動をしていくことが重要になります。