chocoZAP、清掃・メンテナンスのサポート会員制度を本格展開 会員による”お手伝い活動”を経営資源に活かした新しい無人運営を実現 ~chocoZAPのサステナブルな事業運営~ | RIZAPグループ株式会社
だが、サポート会員たちが貢献するのは「社会」より、むしろライザップだ。
「例えば清掃業者にお願いするとき、仮に1回1時間の清掃で3,000~4,000円かかり、月に8~10回程度、それが全国に約1,800店舗あることを考えると、清掃にかかる費用のおおよそが見えてきます。でもフレンドリー会員様にご協力いただくことで、大幅なコストカットになります」
会員もスタッフの一員に!? 人手不足時代を生き抜くチョコザップの「顧客共創モデル」とは | マイナビニュース
しかし、サポート会員の中には、
「個室掃除と備品補充に小一時間はかかる」 「自分が整備したマシンで怪我をさせてしまわないか不安」 「トラブル・事故の責任の所在がわからない」
など不満・不安を吐露する会員も。チョコザップの無人運営システムは、サポート会員を前提に成り立っている。万一サポート会員が「割に合わない」と判断し急減したら、システムそのものが瓦解しかねない。
ライザップは、このサポート会員制度という、いささか不安のあるメリットを訴求することにより、フランチャイズ展開をしようとしているのだ。

ライザップ決算説明会資料より
蓄積したノウハウは2年分
ノウハウ面にも不安がある。
フランチャイズ加盟のメリットは、豊富なノウハウが提供されることだ。だが、チョコザップは創設からわずか2年。今月の決算説明会では、瀬戸社長が設備故障の頻発について
「夏も2回しか経験していないというところ」 「われわれの過去の実績が2年程度という中で」
と、実績年数の短さが要因ともとれる発言をしている。フランチャイザーとして提供できるだけのノウハウが蓄積されているのだろうか。