現段階で、N1睡眠が創造性を高める理由は解明されていません。

オウディエッテ氏はN1の睡眠段階について、「ある程度意識が残っているが、制御できない状態である」と述べました。

それゆえ、「ゆるやかな認識と奇妙な連想が可能な理想的な状態を作り出しているのではないか」と推測しています。

まどろみが常識の枠組みを破壊して、斬新な発想を与えてくれるのでしょう。

今後研究チームは、N1睡眠がもたらす影響をさらに調査していく予定です。

もしあなたが独創的な発想を求めているのであれば、作業の前にカップやスプーンをもって仮眠することをお勧めします。

もしかしたら、ダリやエジソンが賞賛するほどの偉大なアイデアが生まれるかもしれません。

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参考文献

Sleep technique used by Salvador Dalí really works
https://www.livescience.com/little-known-sleep-stage-may-be-creative-sweet-spot

Interrupting sleep after a few minutes can boost creativity
https://www.newscientist.com/article/2300883-interrupting-sleep-after-a-few-minutes-can-boost-creativity/?utm_campaign=RSS%7CNSNS&utm_source=NSNS&utm_medium=RSS&utm_content=news

元論文

Sleep onset is a creative sweet spot
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.abj5866

ライター

大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。