もともと国民民主党は維新を離党した足立康史氏の擁立を模索していましたが、連合の反発で比例代表に転換しましたその代わりに選ばれたのが、「若さ」と「肩書」を前面に出した渡辺氏です。これでは医療改革どころか、既得権の温存と拡大にすら見えてしまいます。

大阪選挙区は他党の候補も乱立し、激戦が予想されていますが、「医療費の見直し」に取り組む気がない候補に票を託すことが、果たして市民にとって幸せなのか。有権者の冷静な判断が問われています。

【渡邉氏の出馬会見での挨拶 同氏Xより】

皆さん、はじめまして。渡邉莉央(わたなべりお)と申します。今回、国民民主党から、参議院選挙に出ることを決めました。

私は今まで、医療の現場で働いてきました。そこで見たのは、病院や医者が足りなくて、みんなの命を守るのがどんどん大変になっているという現実です。

ここ大阪でも、医者や病床が足りなくて、救急車を呼んでもすぐに病院に入れないことがあります。国や市の決まりごとが多すぎて、病院や福祉のための予算が足りず、運営が大変になっているところが出てきています。

だからまず、それぞれの地域において持続可能な医療や介護の体制をつくることが何より大事です。

実は、日本では8人に1人が医療や福祉の仕事をしています。そういう人たちの給料を上げることも、国民民主党の大事な役目です。人生100年時代に向けて、医療・福祉・介護を担う方々をしっかり支えていきます。