水槽内のサンショウウオがある程度皆陸化した段階で新しい水槽を立ち上げた。湿らせたソイルを敷き、水辺として小さなプールを制作。ここからは陸上生活で食べるエサを与えていく。
コオロギやワラジムシを調達し与えるが、大きすぎると食べられないのでペットショップで売っているコオロギならSSサイズが良い。ワラジムシは自分で落ち葉の下等を探すが根気のいる作業だ。

ちなみにこちらが大人になった姿である。2年前に幼生を持ち帰り飼育を続けている個体だ。いずれ今回の個体達も成長すれば同じ水槽で飼育する予定だ。どの個体も愛嬌があって可愛らしい。
20数年前、小学校の時に出会った場所でずっと生命のサイクルを繋いでいるカスミサンショウウオ。恐らく今飼育している個体達は20数年前に出会った個体と血が繋がっているのであろう。自分の知る生息地だけでも静かに見守っていきたい。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>