ただし、ただ待っていてもメルマガの読者が増えることはありませんので、広告を打つなど読者を集める努力が重要です。さらに、もしできることならこの時点でメルマガ配信スタンドと契約をしておきましょう。メルマガの重要性は前述しましたが、もっとも多くの人が億劫になってしまうのは、この「最初にメルマガ配信スタンドと契約する」タイミングです。ですから、本書を読んだこの日を契機として、ぜひメルマガ配信スタンドと契約をしてください。

さあ、今日から顧客名簿を整理しよう

顧客リストは事務所の財産です。この顧客リストが増えれば増えるほど、あなたがセミナーをしたいとき、新しい業務を取り扱うことになったときなどいつでも告知をすることができます。たとえ1日1人しか集められなかったとしても、1年で300名以上の顧客リストが集まるのです。これから開業する場合には、今から顧客リストを集めるための準備をしておきましょう。

ところで、開業してからすでに数年経過している場合、どこから手を着ければよいかというと、まずは既存客の名簿整理から始めるのがベストです。まずは優良顧客である「これまでのお客様」のリストをまとめ、その次に今まで名刺交換した人の名刺リストを整理してください。数年経っているとかなりの量の名刺があるかもしれませんが、ひとつひとつを顧客管理ソフトに入力することが、いつか売上につながると考え、ぜひ取り組んでみてください。

横須賀 輝尚 パワーコンテンツジャパン(株)代表取締役 特定行政書士 1979年、埼玉県行田市生まれ。専修大学法学部在学中に行政書士資格に合格。2003年、23歳で行政書士事務所を開設・独立。2007年、士業向けの経営スクール『経営天才塾』(現:LEGAL BACKS)をスタートさせ創設以来全国のべ1,700人以上が参加。著書に『資格起業家になる! 成功する「超高収益ビジネスモデル」のつくり方』(日本実業出版社)、『お母さん、明日からぼくの会社はなくなります』(角川フォレスタ)、『士業を極める技術』(日本能率協会マネジメントセンター)、他多数。 会社を救うプロ士業 会社を潰すダメ士業 | 横須賀輝尚