●米・テキサス州サンマルコス

一説によれば“レプティリアン”の多くは、人間の外見から爬虫類人に姿を変える「シェイプシフター」であるといわれている。そしてこのキャットピープルもまた、ネコから姿を変えるシェイプシフターであることを示唆する目撃例も報告されている。
ネイティブアメリカンの伝承では、このシェイプシフターはスキンウォーカーと呼ばれ、“獣に変化する者”を意味する邪悪な精霊のことを指す。そしてこのキャットピープルもまた、このスキンウォーカーである可能性が指摘されているのだ。
目撃者はテキサス州サンマルコス某所で、毎朝車を運転して幼い娘をベビーシッターの家まで送り届けていた父親なのだが、必ず通る帰り道の道中に、ネコとイヌを飼う風変わりな夫人が住む屋敷があった。
ある日、走行中に夫人のネコが道端にいるのを確認し、道路を渡ろうとしていたので速度を下げて様子を見ていると、ネコの輪郭が突然ボヤけはじめた。その一瞬後、今までネコがいた場所に長い黒髪の背の高い見知らぬ人物が立っていたのだ。
その“キャットピープル”は何事もなかったかのように道路を渡り、その後見えなくなったという。目撃者の父親は、このキャットピープルからは何ら邪悪な雰囲気は感じ取れなかったと語り、しかしながらこの一件の後、この夫人のネコを見かけることもなくなったということだ。
●米・フロリダ州サラソータ郡(2012年)

キャットピープルはシェイプシフターやスキンウォーカーなのか? それとも伝説、伝承上の生物である“幻獣”(cryptids)なのか? それともまた別の超自然現象的な存在なのか? ある目撃者は、キャットピープルは別の世界からやって来たエイリアンであるという可能性を示唆している。
フロリダ州サラソータ郡ノースポートでの目撃例では、夜の海岸で男女カップルのキャットピープルの姿が報告されている。
男女のキャットピープルはどちらも厚手のボディスーツを着用していて、頭にはヘルメットをかぶっていたという。カバーされていない唯一の部分は顔で、確かにネコの顔のように見えたのだが毛はなかったという。
2人は明らかにテレパシーで目撃者に接触してきたという。そして目撃者は彼らが他の惑星から来たことをすぐに理解したのだ。この後2人は砂浜から海に入るや沖に向かって泳ぎはじめてすぐに見えなくなったという。このケースでは目撃者にとってキャットピープルはエイリアンにほかならなかった。