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サッカー日本代表、すでに2026年ワールドカップ北中米大会への切符を手にしています。そのためか、コアなサッカーファンを除けば話題性が今一つのようです。また、5日のオーストラリア戦については地上波放送がないことも今ひとつ国民の熱を下げているように感じます。

FIFAランキングをかけた負けられない戦いが続いている!!

しかし、アジア予選はまだ続いています。さらに言えば、大陸予選の成績はFIFAランキングへの影響が大きいものです。実はFIFAランキングはワールドカップのグループリーグ組分けに大きく影響するのです。

ワールドカップでは、リーグ戦の組分けは各組の実力が拮抗するようにFIFAランクに基づいて行われます。日本代表は現在15位。第2ポッド、つまりセカンドクラスの実力国と評価されています。しかし、この先のアジア予選で勝ち星を落とせば、FIFAランクを落として第3ポッドに格下げになる可能性もありえます。逆に言えば勝ち星を重ねればFIFAランクを上げて第1ポッドに格上げになるチャンスもあるわけです。

FIFAランクが下がるとどうなる?

第3ポッドになると世界の強豪国の少なくとも2国とは同組になります。つまりグループリーグから厳しい戦いを強いられます。現状の第2ポッドでも1国は強豪と当たるわけですが、第1ポッドに入れればグループリーグでは強豪国との対戦を避けることができるかもしれません。

ワールドカップは勝ち進むと長期戦になります。グループリーグで消耗してしまうと、当然ながらその先のトーナメント戦では不利になります。次回ワールドカップでの日本の目標はその前の2大会で超えられなかったベスト8の壁…。本気でそれを狙うのであれば、第1ポッド入りはぜひとも勝ち取りたいところ。せめて現状の第2ポッドは死守したいところです。

オーストラリアは自信を持って全力で来るだろう