年を取ると時間が速く感じるのも、記憶の蓄積が原因?

 年を取るにつれて脳がより多くの記憶を発達させ、処理するという議論は、なぜ年を取ると人生が「加速する」ように感じるのかを理解する上でも役立つ。私たちはより多くの記憶で時間を測ることができるからだ。マット氏はこの現象について、「それは、あなたの心が今、はるかに多くの記憶、感情、情緒を処理しているからです」と付け加えている。

 つまり、5歳頃に突然意識が芽生えたように感じるのは、それまでに蓄積された記憶や経験が一定量に達し、自己認識や世界認識がより明確になる「転換点」のようなものなのかもしれない。そして、その後の人生でさらに多くの記憶が積み重なることで、相対的に一つ一つの出来事や時間の区切りが短く感じられ、結果として「時間が速く進む」という感覚につながるのだろう。

 あなたの最初の記憶は、いつ、どんな「スイッチ」で始まっただろうか。

文=深森慎太郎

提供元・TOCANA

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