次回のFOMCは6月17-18日です。その次が7月29-30日、その次は9月16-17日です。夏休みは大きな判断をしにくく仮に景気が失速する気配がデータで確認できるなら6月は予防的措置により利下げするべきだと思います。パウエル氏はトランプ氏に対してあまりにも頑なになりすぎており、本来の判断力を失いつつあるように見えるのです。その結果、主要国の中でアメリカだけが取り残された高金利国という現状に見えるのです。確かにドルは基軸通貨だけに他国の通貨政策とはやや違いますが、FRBの本来の目的は物価と雇用の安定に変わりはありません。利下げも二者択一の話ではなく方向性として何段階か経るのが常であり、シームレスな流れこそ、経済界や産業界に予防的準備を提供するものではないでしょうか?
食傷気味のコメ、米、こめ
コメを食べなくてもコメを食べた気になるほどコメ一色の日本の報道。私はコメ価格はいずれ下がるが小泉氏の政策はその引き金となる、と申し上げました。その間、様々な論調の意見がメディアに登場し、下がる下がらないの言い合いとなっています。下がります、100%確信があります。それは江藤氏の下で放出した備蓄米が売れなくなり、損失覚悟で放出するとみているからです。私も報道をいちいちチェックしてませんが、1つだけ価値があったのはドンキの運営会社PPIHが小泉大臣に送った提言書。これは読む価値があると思います。これがきっと本質をついているのでしょう。
これが正しいならコメ流通にハイエナがたくさんいたということです。JAの下に流通業者が多い場合には5次まであるそうで、それらが将来の利益を見込んで倉庫にため込んでしまったと思われるのです。仕入れ価格は江藤氏が主導した競争入札ですから高い金額です。彼らは今、小泉氏を恨んでいるでしょう。なぜならそのコメは大損を免れない不良在庫になるからです。そのうち、彼らは倉庫代が払えず、損失覚悟でキャッシュ捻出の放出をします。つまり体力の限界です。倒産するところも出るかもしれません。正義が勝つ、ハイエナが負ける、これは当然のことです。