アブラーム・ド・モアブル:数学で死期を計算した男

自らの最期を“予言”し的中させた5人の戦慄秘話!死の囁きか、偶然の悪戯か…!?
(画像=画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)

 1667年生まれのアブラーム・ド・モアブルは、自身の死期を数学を用いて正確に予測したと広く考えられている高名なフランスの数学者だ。

 伝えられるところによると、晩年のド・モアブルは無気力に苦しみ、毎晩ますます長い睡眠時間を必要としていた。彼は当初、毎晩15分ずつ余分に眠っていると主張し、もしこれが悪化し続ければ、最終的には死に至ると信じていたという。このため、彼は毎晩睡眠時間が長くなる割合に基づいて、自分がいつ死ぬ可能性が高いかを正確に計算することにした。

 彼は1754年11月27日に亡くなった――それは彼が最も可能性が高いと計算したまさにその日だった。それが本当に数学によるものだったのか、それとも単なる巨大な偶然の一致だったのかは、依然として不明である。