今冬C大阪の左サイドではMFカピシャーバとMF為田大貴がそれぞれ他クラブへ移籍。主力選手を同時に失い、後釜がどうなるのか注目された。そんな不安を払拭する活躍を見せているのが、今季新たに加入したFWチアゴ・アンドラーデだ。

カピシャーバや為田にはない180cmという高さも魅力の1つだが、最大の強みはその推進力。第8節のファジアーノ岡山戦では、開始早々長い距離を一人で持ち運びそのままゴールに叩き込む圧巻の先制ゴールを披露している。また、YBCルヴァンカップ3回戦では2ゴールを挙げる活躍で決定力の高さも十分にアピールできており、現時点での評価を「4」とした。


畠中槙之輔 写真:Getty Images

DF畠中槙之輔

評価:★★★★☆

今冬補強した選手のなかでも、守備陣の補強の目玉となったのが横浜F・マリノスで優勝も経験しているDF畠中槙之輔の獲得だ。残念ながらDF鳥海晃司がジェフユナイテッド千葉へ移籍してしまったものの、大きな戦力補強となったのは間違いない。

新たな最終ラインの統率役として、また安定した守備面での活躍はもちろんのこと、後方からのつなぎや質の高いフィードといった技術も確かな選手。守備だけでなく攻撃の活性化にもつながる活躍をすでに見せていることから評価を「4」とした。

福井光輝 写真:Getty Images

GK福井光輝

評価:★★★☆☆

C大阪のGKと言えば、これまでGKキム・ジンヒョンが長く務めており、今季も開幕から第6節までは続けて起用されていた。しかし、その絶対的な守護神に代わり第10節以降続けて出場しているのが、今冬町田ゼルビアから加入したGK福井光輝だ。

高いセービング力もさることながら、足元の技術もキムに引けを取らない。さらに第18節のアビスパ福岡戦では素早いスローイングでカウンターの起点となるなど判断力の良さも見せている。熾烈なポジション争いで優位に立っていることに加え、攻守両面で存在感を発揮していることから評価を「3」とした。


中村拓海 写真:Getty Images

DF中村拓海

評価:★☆☆☆☆