
5月28日に前倒し分の浦和レッズ戦(第22節)を戦ったセレッソ大阪。2025シーズンのC大阪は、これまで3シーズン指揮を執っていた小菊昭雄監督が昨季限りで退任し、新たにアーサー・パパス監督のもとでシーズンをスタートさせている。
開幕戦でガンバ大阪との大阪ダービーを5-2と大量得点で制し、そのまま勢いに乗るかと思われたが、以降6試合未勝利とスタートダッシュには失敗。しかし直近は、今季初の3連勝などもあって持ち直し、トップハーフで折り返し地点間近まできた。
順調に進む新旧戦力の融合が復調の要因であるが、特に新エースの覚醒や新たな守備の中心選手がチームにフィットしていることが大きい。ここでは、今冬C大阪に加わった選手のうちリーグ戦で出場機会を得ている選手について、その活躍ぶりを5段階で評価していく。なお、期限付き移籍から復帰した選手は対象外とした。

FWラファエル・ハットン
評価:★★★★★
昨季21ゴールを挙げたエースFWレオ・セアラ(現・鹿島アントラーズ)を冬に失ったC大阪にとって、新加入ブラジル人のFWラファエル・ハットンへの期待は大きなものだったに違いない。そしてハットンはここまで見事にその期待に応える活躍を見せている。
現時点で19試合すべてに出場し挙げたゴールは7つ。リーグ全体で3位タイとなる得点数で攻撃を牽引し、今冬攻撃陣に空いた大きな穴を塞ぐ働きを示している。序盤戦ではベンチスタートとなるゲームもあったが第6節以降はスタメンに定着しており、最も期待されていた「ゴール」という部分でも結果を出していることから評価を「5」とした。果たして昨季のエースが残した記録を超える活躍が見せられるのか楽しみだ。
