関税問題は政権がうまく立ち回り、パッチワークを進めると思います。よって見た目はさほど変わらないかもしれませんが、展開次第では中間選挙に大きな影響が出てくるかもしれません。それよりも下院を通過し、上院に回されている減税法案をどう扱うかであります。上院としてはトランプ関税が恒久的なものであり、かつ法的解釈に問題がないことを確認したいと主張するかもしれません。さもなければ財源が問題になり、「捕らぬ狸の皮算用」になってしまうからです。そこまで行くとトランプ氏の選挙公約の問題になってくるわけでやはり軋むアメリカは避けられないとみています。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年5月30日の記事より転載させていただきました。