従業員が評価内容を正しく理解し、自身の行動と結びつけて考えられるようになることで、評価制度の効果がより高まります。

客観的な視点で評価を行える人材を担当者に選任する

どれだけ制度が整っていても、評価を担当する人材に偏りがあると不公平な運用になってしまうでしょう。

評価者には、組織の目標や評価基準を正確に理解したうえで、主観ではなく客観的な視点で判断できるスキルが求められます。

また、評価者チームの中には必ず直属の上司を入れてください。

評価者の客観性を養うために評価者向けの研修を実施したり、複数人で評価を行う「複眼評価」や360度評価を取り入れたりするなど、仕組みで評価の質を担保する工夫が必要です。

適切な評価基準で公平性の高い評価制度を運用しよう

適切な評価制度は、従業員のモチベーション向上や組織の成長に直結します。

その鍵となるのが明確で公平な評価基準です。

成果・能力・情意など複数の観点から評価を行い、数値化とフィードバックを丁寧に行うことで、評価の納得感が高まります。

評価者の育成や制度の透明性にも配慮し、継続的に見直しながら、公平性の高い評価制度を運用していきましょう。