トランプ大統領は、原子力発電の拡大を目指し、原発規制を大幅に緩和する大統領令に署名しました。とくに、小型モジュール炉(SMR)の導入を促進し、AIや軍施設向けの電力需要に対応する方針です。

NRC(原子力規制委員会)に対しては、新規原発の認可を18カ月以内、既存原発の延長は12カ月以内に決定するよう求めています。

トランプ大統領 ホワイトハウスXより

注目されるSMRの普及を軸に、人工知能(AI)や軍関連施設の電力需要に応える狙いです。国有地での建設や停止原発の再稼働も後押しし、25年で原発の発電能力を4倍にする方針です。

また、99%を輸入に頼るウラン燃料の内製化も進める方針で、AIの普及による膨大な電力需要を国家安全保障の観点からも支えるとしています。