2日目は、初めての新エリアに挑戦することにした。その理由は単純で、2年前に別の釣りでこの近辺を訪れた際、場所は離れているがソウギョの姿を目撃していたからだ。

つまり、本命が生息している確証があり、今回選んだポイントなら超大物に出会える可能性も高いと踏んでいた。

ソウギョの波紋を確認

まず、ある大場所をチェックすると、コイの姿が数尾確認できた。その中で明らかにソウギョらしき波紋も複数出ており、本命がいることを確信。

ただし、魚がいても流しやすい場所でなければ意味がない。そこで上流に移動しつつ、流しに適したベストポイントを探していると、長い魚影が2つ水面に浮かんでおり、ソウギョが2尾並んで泳いでいた。これで完全に確信し、すぐに釣りの準備を始めた。

ベストポジションからヒット

パンを撒きながら様子を見ると、本命だけが反応するという理想的な環境。迷わずベストポジションから仕掛けを流すと、すぐに反応があった。

しかし、最初のバイトは掛からず、2回目、3回目も喰いにはくるが、さすがは警戒心の強い大魚。なかなかフッキングしない。

そこで、こちらも姿を隠しながら静かにパンを流すと、後方から現れた大型のソウギョが、狙っていた個体を押しのけるようにして仕掛けを咥え、ウキが一気に沈んだ!間違いなく大物。掛けた瞬間、下流へと一気に走り出した。

水際バトルに2時間

取り込み場所の条件が悪く、しかも相手は超大物。水中で暴れては座礁しかけ、沖に戻って再び暴れるという展開が続き、2時間が経過しても勝負がつかない。

もう限界と判断し、川に降りて直接勝負することにした。埋まりにくい足場を確保できるポイントを探し、竿をカラビナに固定して慎重に川へ下りた。

その瞬間から戦いは楽になり、寄せてきたタイミングでタモ入れに成功。まずは水中でのバトルに勝利したが、次は陸上での難関が待っていた。

「日本記録級!」123cm・25kgのソウギョを釣りあげる【埼玉】ファイト時間はなんと2時間超え川に降りてタモ入れ(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

記録計測に成功