氷床下に眠る文明の痕跡?バード少将の探検と科学的証拠

実際に、南極がかつて温暖だったことを示唆する証拠も発見されている。1949年、リチャード・バード少将の探検隊は、オロンティウス・フィナエウスの地図に川床として記されていたロス海の3地点でボーリング調査を実施。その結果、温帯地域(つまり氷河がない場所)を源流とする河川によって運ばれたと考えられる細粒の堆積物層が発見された。
さらに、1935年のバード探検隊は、ウィーバー山で葉や茎の痕跡、化石化した木材など、豊富な化石を発見。1952年には、かつて南半球の大陸(アフリカ、南アメリカ、オーストラリア)に広く分布していたシダ植物グロッソプテリスの2種が同定された。
ロス海から採取されたコアサンプル(柱状の地層試料)の分析からも、約6000年前から1万5000年前、そしてさらに古い3万年前から4万年前の期間、この地域に氷が存在しなかった可能性が示唆されている。これらの調査結果から、南極が比較的最近まで温暖な気候だった時期があったことを裏付ける可能性がある。
これらの科学的データや古代地図、そして世界各地の伝承は、紀元前4千年紀から1万2千年紀の間に、航海術、地図作成術、天文学に長けた高度な文明が地球上に存在した可能性を示唆している。この「失われた」文明は、現代文明よりも数万年も前に繁栄していたのかもしれない。そして多くの人々は、この文明こそがアトランティスであり、その存在の証拠が現在の南極大陸を覆う厚い氷床の下に眠っていると固く信じているのだ。もしその証拠が見つかれば、人類の歴史は大きく書き換えられるだろう。
提供元・TOCANA
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