※本記事はFUNDO編集部に寄せられた体験談をもとに構成しております。
個人の特定を避けるため、登場人物や状況には一部フィクション・編集を加えております。
本記事は、 " すれ違いと沈黙の続く夫婦関係 " に悩む女性が、ある日を境に少しずつ心を通わせていった実体験をもとにした物語です。
投稿者は、関東在住の30代女性・Yさん。
忙しさとストレスの中で、夫婦の会話が減り、やがて “ 無言 ” が日常になっていったふたり。
「もう戻れないかもしれない」──そう感じていたある夜。
夫のひとことが、閉ざされた扉をそっとノックしました。
★1話完結で描かれる、沈黙の中で見つけた“再出発の合図”。夫婦の絆を取り戻した、静かな奇跡のストーリーです★
目次
・「おはよう」も「おかえり」も、消えた日常
・きっかけは、あの“沈黙のケンカ”
・「ママとパパ、昔みたいに笑って」
・久しぶりの、二人だけの食卓
・1年ぶりの「おかえり」がくれたもの
・まとめ:言葉を止めることは、関係を止めること
「おはよう」も「おかえり」も、消えた日常

(画像=『FUNDO』より引用)
結婚して8年、子どもも生まれて、最初は平和だった私たち夫婦。
けれど、共働きで余裕のない生活が続くうちに、少しずつズレが生まれていきました。
「え、また残業?ご飯どうするの?」
「だったらそっちが作れば?」
そんな日々が積み重なっていき──
気がつけば、1日で交わす言葉は「お風呂入った?」とか「洗濯どこ?」くらい。
まるで “ 同居人 ” 。
「おはよう」も「おかえり」も、いつの間にか聞かなくなっていました。