まるでSF映画のような話だが、大統領図書館の奥深くから発見された政府文書が、アメリカが60年以上も前に地球外生命体との接触に成功していた、という驚くべき主張を詳述している。数十ページに及ぶこれらのCIAファイルとされる文書について、FBIは「偽造だ」と一貫して否定しているものの、内容は驚くほど具体的だ。

秘密計画「プロジェクト・シグマ」と異星人との密会

 1950年代、冷戦のさなか、アメリカ政府は極秘裏に宇宙とのコンタクトを試みていたのかもしれない。文書によれば、「プロジェクト・シグマ」と名付けられた計画が1954年に始動。その目的は、なんとUFOとの通信確立だったという。

 通信手段として用いられたのは、0と1で情報を表現するバイナリ言語。これを電波に乗せて宇宙へ送信し、異星人からの応答を待った。そして計画開始から5年後の1959年、ついにその試みは成功したとファイルには記されている。

 この宇宙規模の交信は、さらに驚くべき出来事へと繋がる。1964年4月25日、米空軍の諜報員1名が、ニューメキシコ州の砂漠で2体のエイリアンと対面したというのだ。かの有名なロズウェルUFO墜落事件の舞台も同州であることは単なる偶然だろうか。この歴史的な会談は約3時間に及び、諜報員とエイリアンは互いの種族に関する「基本的な情報」を交換したとされている。