阿吽の呼吸で攻守のバランスを取り、後方からの組み立てや前線での強烈なミドルシュートなど宇野の特徴が表に出やすい環境が整えられている。過去A代表の招集はないが、その成長速度とJリーグで見せる存在感の大きさからすぐにでも試してほしい選手の1人なのは間違いない。

大関友翔(川崎フロンターレ)
昨年はJ3の福島ユナイテッドへ期限付き移籍して8ゴール6アシストと結果を残し、今季は所属元である川崎フロンターレへと戻っているMF大関友翔。川崎ではチームの中心でありキャプテンでもあるMF脇坂泰斗やボランチでもMF山本悠樹といった選手がいることで必ずしも定位置を確保できてはいないが、ここまで9試合出場と一定の出場機会は得られている。
今月4日まで行われていたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では、準決勝でチームの2点目をマークするなど躍動。決勝進出に大きく貢献しアジアの舞台で十分にやれることを示したと言える。まずは定位置でスタメンの座を勝ち取ることが求められるだろうが、その成長速度からすぐにでも代表のピッチで見てみたい選手の1人だ。

北野颯太(セレッソ大阪)
今季の活躍から早くも海外移籍が噂されるセレッソ大阪のMF北野颯太。昨季までは途中出場が多くなかなか出場時間が伸びずにいたが、先発の機会が増えた今季は目に見えてゴールに関わる回数も増えてきている。
そんな北野の今季のハイライトで思い出されるのは、開幕戦となったガンバ大阪との“大阪ダービー”。開始早々の先制点と後半開始直後の追加点でチームに勢いをつけていた。Jリーグを離れてしまう可能性も取りざたされているが、その分早く代表での活躍が見られるのかもしれない。
