サイドからのクロスはもちろん、183cmとサイドバックとしては高身長な点も大きな魅力。得点力も高く、今季はいずれも途中出場から2ゴールをマークしている。恩師のもとで出番は得られていることからすぐに移籍ということは考えにくいものの、間違いなく他クラブであればスタメンに入る実力者であることから、このままの起用が続けばいよいよ声をかけるクラブが出ても不思議はない。


細谷真大 写真:Getty Images

細谷真大(柏レイソル)

パリ五輪世代のエースであり、若くしてA代表にも出場しゴールの実績も持つFW細谷真大も今季出場時間の減少が心配される選手の1人だ。2022シーズン以降はほとんどの試合にスタメン出場し、2023シーズンには二桁ゴールをマーク。昨年も序盤戦はゴールが伸び悩んだが、それでも最終6ゴール5アシストと多くの得点に関わる活躍を見せた。その働きぶりと成長から冬には移籍も噂されたがチームに残留。今季からは背番号も「9」へと変更し、さらなる躍動が期待されたのは間違いない。

しかし、開幕戦と第2節にスタメン出場したものの以降はベンチスタートが増え、ここまで16試合出場でスタメンは半数以下の5試合のみ。毎試合のように出番を得ている一方で先発の機会は多くない。それでもゴールは3つ挙げており、攻撃面では十分に計算の立つ選手。それだけに、海外も含めて今夏に移籍の話が出ても何ら不思議はない。柏のファンやサポーターからすれば可能な限り長く自クラブで見守りたい選手だろうが、果たして動きはあるのか注目だ。