誰かと別れたときや、大切な人を失ったときに、「胸が締めつけられるような痛み」を感じたことはありませんか?
その感覚は、実際に心臓にダメージを与えることがあります。
「ブロークンハート症候群(たこつぼ型心筋症)」と呼ばれるこの病気は、精神的なショックなどストレスを原因に突然心臓のポンプ機能が低下し、重篤な合併症を引き起こすことがあります。
この病気はこれまで女性に多いとされてきましたが、実は男性のほうが致命的になりやすいという、意外な事実が最近の研究で明らかになりました。
アメリカ・アリゾナ大学サバー心臓センター(University of Arizona Sarver Heart Center)の研究チームによるこの報告は、2025年3月、『Journal of the American Heart Association』に掲載されました。
目次
- ブロークンハート症候群とは?
- 女性より少ないのに、なぜ男性は命を落としやすいのか?