専門家が指摘する「フェイク」の証拠

 しかし、この衝撃的な映像には、いくつかの不審な点が見受けられる。まず、動画の短さだ。これは、Dall-EやChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)を使って生成された画像によく見られる特徴である。

 ラテンアメリカのいくつかのニュースサービスが本物として報じた後、この動画はスペインの爬虫類学者イグナシオ・J・デ・ラ・リヴァ氏に見せられた。彼の判断は「フェイク」。その理由として、映像には大きさを比較できる対象物がなく、ヘビのサイズを推定することが不可能である点を挙げた。仮に一部で主張されているようにヘビの体長が9メートルあったとしても、「映像では体長と胴体の太さの比率が信じがたい」と専門家は指摘する。

「ありえないサイズ」の超巨大アナコンダがアマゾンに出現?SNSを騒がす衝撃映像の正体とは
(画像=Image by Denis Doukhan from Pixabay、『TOCANA』より 引用)