そして最新モデルでは、AIと画像解析技術が搭載され、魚種や健康状態を自動で判別することが可能になっています。
これにより外来種や病魚は除外され、在来種や目的種だけを選択して搬送。
この機能は、生態系の保護に大きく貢献しています。
アメリカでは、すでに「鮭大砲」が活用されており、サケたちは巨大なダムや土砂崩れを越えて、故郷の川に帰ることができています。
サケを上流へ”ぶっ飛ばす”鮭大砲は、ダムが必要な人間と、遡上したいサケたちが手を取り合うための画期的なシステムなのです。
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参考文献
“Salmon cannon” successor continues to give fish tube-rides over dams
https://newatlas.com/environment/whooshh-passageportal-2025-update/
Whooshh Innovations
https://www.whooshh.com/
ライター
矢黒尚人: ロボットやドローンといった未来技術に強い関心あり。材料工学の観点から新しい可能性を探ることが好きです。趣味は筋トレで、日々のトレーニングを通じて心身のバランスを整えています。
編集者
ナゾロジー 編集部