「従業員からは以下のような反響を得ております。

『家族と過ごすことができ、心身ともにリフレッシュすることができた』 『休みの日に同じ店舗の仲間とコミュニケーションが取れた』」(F&LC)

 2日間の全店休業は、売上減など業績に一定の影響が出ると考えられる。

「業績全体に与えるインパクトは、現時点では軽微なものと捉えております」(F&LC)

離職防止にもつながる  外食チェーン関係者はいう。

「一般的に外食チェーンの店長やエリアマネージャーなどの社員の場合、休暇を取得しても店舗で何か問題が生じれば出勤しなければならないし、スタッフから電話で問い合わせがくるというのは避けられません。要は店が営業している以上は、いくら自分が休暇を取得していても、気が休まらないという状況に陥りやすい。なので、強制的に一斉休業になるというのは、社員本人のみならず家族にとっても、非常にありがたいことでしょう。

 また、飲食業界は以前からキツイというイメージがあり敬遠されがちな上に、昨今の人手不足が重なり、人材の確保・維持に苦労していますが、スタッフの離職を防ぐうえで重要な要素となるのが、職場の良好な人間関係です。一斉休業によって職場のスタッフ同士が遊びや食事に行って親睦を深めてくれれば、離職防止にもつながります。よって、さまざまな面を踏まえると、スシローの一斉休業というのは、世間の想像以上に大きな効果があると考えられます」

(文=BUSINESS JOURNAL編集部)

提供元・Business Journal

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