当初は国際フェアが開催される都市の大会として設立され、国内リーグの順位とは無関係。複数の「都市チーム」が参加し、第1回大会の決勝戦は「バルセロナ選抜対ロンドン選抜」であった。参加チームはその都市の強豪クラブの選手で構成され、中にはクラブチームも含まれるという非常に曖昧なレギュレーションで開催され、参加クラブも限られていた。
最後の3年間は「ランナーズアップカップ」と呼ばれ、UEFAカップに吸収される形で幕を閉じた。1971年9月、大会消滅にあたり最多優勝(3回)のバルセロナと最後の大会で優勝したリーズ・ユナイテッドの間でプレーオフが行われ、勝利したバルセロナがトロフィーを永久保持している。

アングロ=イタリアン・カップ(1970-1996)
アングロ=イタリアン・カップは、1970年から1996年まで、イングランドとイタリアのクラブが参加する国際大会として開催され、カルト的な人気を博した。
イングランドからはノッツ・カウンティ(現EFLリーグ2)やブラックプール(現EFLリーグ1)、イタリアからはクレモネーゼ(現セリエB)、ピアチェンツァ(現セリエD)など、下位クラブが優勝するという意外な結果で、マニアックなファンの間で話題となった。
しかし、参加チームの減少もあり、商業的にも成功したとは言えず。サポーターの暴動が頻発したことが決定打となり消滅することになる。もし続いていれば、イングランドとイタリアの下位クラブ間の交流がさらに広がっていた可能性もあっただろう。

ピースカップ(2003-2012)
韓国で2003年から隔年で開催されていたピースカップ。その主催者は統一教会(現世界平和統一家庭連合)の創始者である文鮮明総裁が設立した財団法人「鮮文平和サッカー財団」で、2012年大会をもって終了した。2009年大会はマドリードで開催され、レアル・マドリードやユベントスといったビッグクラブも招待された。