夫の反応と、義家族の静かな変化
もちろん、夫とは一悶着ありました。
「言い方ってあるだろ?」
「鬼嫁って言われたいのか?」
はい、言われました。
でも私はもう黙りません。
「鬼嫁でも構わない。私の尊厳を踏みにじられるくらいなら、悪役になる方がマシよ」
そう言い切った私に、夫は言葉を失っていました。
それ以来、義実家での扱いが徐々に変わっていきました。
義母は私に余計なことを頼まなくなり、義兄嫁とは妙にフラットな関係に。
義父も、不機嫌そうにしながらも、あの言葉を二度と言わなくなりました。
そして夫は、ある日ぽつりと。
「今まで、ずっと我慢してたんだな。気づけなくてごめん」
その言葉を聞いたとき、私はようやく、自分の選択が間違っていなかったと確信できました。