一方、17500が割れただけで致命傷になるようなレバレッジ買いは論外として、その水準すらも下回らない間は、何匹目のドジョウかを狙ってショートを入れると機械勢に踏み上げられるリスクが残る。
日柄的には5/16金曜がOp Exに当たるため、最近ガンマプロファイルが流れて来ないのでドタ勘でしかないが、もしそれまでじり高が続いた場合、5/16金曜が一つの転換タイミングの目安となるだろう。
マクロ的には今週は物価の週でありCPI、PPI、小売りが続く。事前ヘッジがあまり行われないため毎回碌な反応を示さないPPIにパウエル講演も加わる木曜がマクロヘビーな日となる。金曜のミシガン大消費者センチメントも最近碌でもない指標であり、やはり週末が近付くにつれてアンチ・ゴルディロックスとなるリスクが少し高まるだろう。
自動車の影響が大きくマグニフィセント7主導の株式回復に乗り切れないというのはあるものの、USIGスプレッドは高止まりしており、加えて長期金利の水準も高いため、TINAでもない。
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編集部より:この記事は、個人投資家Shen氏のブログ「炭鉱のカナリア、炭鉱の龍」2025年5月11日の記事を転載させていただきました。