■栄養学からの「結論」は…
まず電子レンジで加熱した際には、ひげ根の有無により、わずかな数値の変化はあったものの誤差の範囲内であり、有意な差はみられなかった。
一方、ガス調理の場合は、ひげ根を取ったものより、ひげ根を取らないもののほうが食物繊維、カリウム、カルシウムの3つが多く残り、「差がある」との結果に。
大澤氏の話では、ひげ根には食物繊維が多い。この食物繊維にはビタミンCなど他の栄養素が加熱によって失われるのを防ぐ効果あるため、他の栄養素も効果的にとることができるとのこと。
結果として、栄養学的には「ひげ根は取らないほうがいい」との結論となった。