AIセラピストは是か非か? 専門家の意見も分かれる

 より専門的な用途については、少なくとも一人の専門家が、AIが人間の個人的なセラピストになるべきだというMeta社CEOの考えを支持している。カリフォルニア大学アーバイン校の心理科学教授スティーブン・シューラー氏は、セラピーは価格や医療保険の適用範囲の問題で、多くの人々にとって手の届かないものであることが多いと説明する。「ほとんどの人はセラピストにアクセスできない。だから彼らにとっては、チャットボットかセラピストか、ではなく、チャットボットか何もないか、なのだ」と。

 ザッカーバーグ氏の提案は、テクノロジーが人間の根源的な欲求や社会のあり方にどこまで踏み込むのか、そしてそれがもたらす未来はユートピアなのか、それともディストピアなのか、改めて私たちに重い問いを突きつけているのかもしれない。

 AIが友達になる日は、本当に来るのだろうか。そして、それは私たちにとって幸せなことなのだろうか。

提供元・TOCANA

【関連記事】
初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
航空機から撮影された「UFO動画」が公開される! “フェニックスの光”に似た奇妙な4つの発光体
有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
ネッシーは巨大ウナギではない! 統計的調査結果から数学者が正体を予測
積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?