一般的な意味の一定年齢での退職金は先ほどの月給とか隔週給の発想と同じで残りの人生をどう賄うか、という発想になります。よって私なら基本的には借入金の返済に充て、余りを堅めの複数の投資先に分散すると思います。間違っても退職金では一攫千金を狙うべきではなく、よほど資金的余力がある場合に限り、例えば総資産額の1割までといった枠組みを設定すべきでしょう。それが成功して増えればそれを種銭にして再投資すればよいのです。

大金は人の心を惑わすものです。宝くじの一等に当たるとその人の人生観が変わると言います。お金に振り回されない人生を送る、それがまずは第一歩ではないでしょうか?

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年5月9日の記事より転載させていただきました。