スフィンクス80万年説? 極端な主張も

 さらに踏み込んだ主張として、ギザの大スフィンクスの建造年代が約80万年前だとする説もある。これは、特定の国際会議で発表された地質学的な見解に基づいているとされるが、これもまた主流の考古学・地質学界で広く受け入れられている説とは言い難い。スフィンクスの建造年代については、風化や浸食の痕跡からカフラー王の時代(紀元前2500年頃)よりも古い可能性を指摘する研究者もいるが、80万年前という数字は桁違いに古く、その根拠や検証プロセスには多くの疑問符が付く。

古代エジプト文明は“4万年前”から? 古文書が語る「異説」と、その信憑性を巡る謎
(画像=Image by Simon from Pixabay,『TOCANA』より 引用)