もし人工物なら世界最大!ギザを遥かに凌ぐ古代ピラミッドの可能性
もし、このセロ・エル・コノが本当に古代人の手による建造物だと証明されたなら、その影響は計り知れない。高さ約400メートルというこのアマゾンの巨塔は、ギザの大ピラミッド(約146メートル)の実に3倍近くにも達し、文句なしに世界最大の古代建造物ということになるのだ。
世界には他にも謎に包まれた古代遺跡が存在する。例えば、インドネシアのグヌン・パダンは、1万6千年以上前に遡るとも言われる世界最古のピラミッド構造物とされ、2023年の研究では、当時の狩猟採集社会が持っていた驚くべき「工学技術」を明らかにし、従来の定説を覆す可能性が示唆された。

(画像=グヌン・パダン RaiyaniM – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる,『TOCANA』より 引用)
また、日本の与那国島沖の海底で発見された「与那国島海底遺跡」も、約1万2千年前に形成されたとされる巨大な岩石構造物で、人工物か自然物かで議論が続いている。しかし、グヌン・パダンの高さは約95メートル、与那国島海底遺跡(もしそれが建造物だとして)は約27メートルとされ、セロ・エル・コノのスケールには遠く及ばない。

(画像=与那国島海底地形 「亀の岩」と呼ばれる地形 Masahiro Kaji, CC 表示-継承 4.0, リンクによる,『TOCANA』より 引用)